急に歯が痛みだしてからの一部始終記録


約一ヶ月前、突然に歯の痛みに襲われました。
今はようやく完治に向かっていますが、ここまでかなり辛い大変な思いをしました。
就活してて、ようやく内定をもらった矢先の出来事で、そのうれしさが吹っ飛ぶくらい痛みと戦ってました。

もし同じような症状に見舞われた人がいたら…この記事を読んで少しは参考にしてもらえたらと思います。
また、今は健康な歯をお持ちの方も、少し間違えばこんなことになるんだということを知ってもらって用心していただければと思います。



それはちょっとした違和感からやってきました。
10年近く前に銀歯にした歯が少しうずくなあ…というのが最初の変化でした。
そしてある日、その歯が上の歯と当たると、つまり噛むと激痛が走るようになったのです。
でもなんとか反対側の歯で噛んだりしてファミレスでリゾットを食べてました。
それが次の日、症状が激変します。

噛まなくても痛い。
チクチク、ズキズキするような痛み。
これはさすがにマズいと思い、歯医者へ。
そしてレントゲンと撮って診断してもらうと、銀歯の下の空洞にバイ菌が入り、神経があったところ、もしくは神経の残骸(神経は抜いてあった)が膿んできているというのです。

治療としてはまず銀歯を取り外し、残ってる歯に穴を空けて歯茎に薬を注射したりしてもらいました。
しかしこっからが大変で…。
痛みは全然取れないのです。というかむしろひどくなったぐらい。
その日は痛みでほとんど眠れませんでした。
朝も早くから目が覚めました。
前日に「もし痛むようだったら明日も来てください」と言われていたので、迷わず朝一で歯医者へ。
そして処置をしてもらったのだが、痛みは全然引かない。
もう何もしなくても痛い。
痛い痛い。
心臓の鼓動に合わせてズキッ!ズキッ!といった感じ。
なんとか気を紛らわそうとするけど、ごまかしきれない痛み。

夕方になりさらに痛みが増してきたので、たまらず電話して診てもらうことに。

先生も手の施しようがないといった感じ。
どうやら今はバイ菌が入っていることは入っているのだが、まだ膿が形成されていないらしい。
膿ができるとそれを外に出す治療をしてそれで痛みはなくなっていくとのこと。
ただ現時点ではまだ膿は出来ていないので、できることがないらしい。

「とにかく今は痛み止めを飲んで我慢してください」ということで、治療の最後に麻酔を打ってもらって帰った。
しかしその帰り道、急に気分が悪くなる…。
そして家に帰るなり布団に横になったのだが、突然尋常じゃない寒気に襲われる。
今まで感じたことのない寒気。
真夏のように熱い夜だというのに頭から布団をかぶってもまだ寒い。

ガチガチガチガチガチガチ。

震えが止まらない。

「あぁあああああああぁああああぁぁああああぁぁぁあああ………」

みたいな感じで声が抑えきれずに出てくる。

手と足の先がしびれてめちゃ冷たい。

「これリアルにおれ死ぬんじゃね??」って思った。

最後に家族や友達に電話しようかなーとかぼんやり考えてたw

そしたら一緒に暮らしてた友達が仕事から帰ってきた。
尋常じゃないおれの様子に「大丈夫?!」と毛布を出してきてくれる。
布団と毛布にくるまる。それでも寒い。寒い。

「あと少しして治まらなかったら病院行こう!」と友達。
その友達に頼んで暖かいお茶を入れてもらう。

この時熱を計ったら40度あったww
人生25年目にして新記録www

起き上がることができないので友達に起こして体を支えてもらう。
そしてゼエゼエ言いながらお茶を飲む。

うまい!!!!!!!!!!!!!!!

こんなにうまいお茶を飲んだのは初めてだ。
そしてウィダインゼリーも飲みたかったので飲む、とこれもウマイ。

思わずぽろぽろと涙がとめどなくこぼれる。
なんだろう。今の体調の辛さと口にしたもののおいしさが自分の中で混沌として溢れでてきた。

そしてしばらくすると寒気が引いてくる。

てか、暑っ!!

熱も38度まで下がった。
そうすると次は歯の痛みが出てきたのだが、痛み止め(ロキソニン)を2錠飲むことで痛みを抑える。
ロキソニンだけど、1錠じゃ全然効かなかったのだが、2錠飲むと効果抜群。
これのおかげで眠れた。
ちなみに2錠以上飲んでも効果は一緒なので3錠飲んでも意味はないらしい。

先生にこの寒気を伝えたところ、バイ菌の炎症のせいだと言っていました。
その日は麻酔を2本打たれたので、僕は麻酔アレルギーが起きたのかと思ったのですが、症状が異なるらしいです。

次の朝、起きるとほおが腫れている。
膿がたまってきたのだ。
歯医者に行くと、歯茎をメスで切って膿を出してくれた。
そっからは少しずつ症状が落ち着いていった。
まあしばらくは噛む必要のないものしか食べれなかったけどねw

それからこまめに歯医者に行き、残っている神経の残骸をつまみ出す治療を受けつづける。
ほんと週3とかで歯医者行ってたw
そして新しい場所に引越し、新しい歯医者に通っている。
合計歯医者には10回以上行ってると思う。
当然治療費も嵩みます…orz
健康って大事ですね。



さて、結局なぜ今回のようなことが起こったのか、その原因が知りたくて先生に聞いてみました。
先生によると、前回銀歯を詰めた時、虫歯を削って神経を抜いて銀歯を被せたのだが、残っている歯と銀歯の間が空洞になっていて、そこにバイ菌が侵入し、残っていた神経を蝕んだらしい。
つまり銀歯の下を空洞にして残していたのが問題で、今回はその隙間をぎっしり薬で埋めたので、再発の危険性は少なくなったらしい(それでもゼロではないらしいが)。


本当に今回の歯の一件は参りました。ガチで死ぬかと思った。
ここまで治療してくださった歯科医さんにマジ感謝です。
突然電話で痛みを伝えて急に診てもらったり、対応してくださって本当に助かりました。

さっきも書きましたが、健康って本当に尊いものだと身にしみて思いました。
苦労して勝ち取った内定も、激烈な歯の痛みの前では無意味と化します。
人生での成功も健康な体があってのことなんです。
普段当たり前だから失って初めて気付くんだけれど、普通に暮らせるってことが実はとても幸せなことなんです。
自分の体に感謝。