難しい決断を簡単にする方法



私たちは毎日、そして一日中何らかの決断を下しています。
それほどたくさんの決断をしているにもかかわらず、どの道を選ぶべきか悩むことが多いのはどうしてなのでしょう。

・目覚ましのスヌーズボタンを押すか、すぐに起き上がるか
・シャワーで済ますか、お風呂につかるか
・コーヒーか紅茶か
・キレイ目かカジュアルか
・ご飯かパンか

朝食をとるまでにもこれだけの決断を下さねばならないのです。
これらの決断は難しい決断の例ではありません。
この程度の選択をするために紙にメリットとデメリットのリストを書き出して、うんうんうなる…なんてことはしませんよね。

では重大な決断を下す時、一体何が起こっているのでしょう?
実はあなたがほとんど本能的に下している決断の方法がそのまま重大な決断にも適用されているのです
誰もが自分にとって、そして自分の家族にとって何がベストなのかを既に知っているのです。
この秘密を知ると、あなたはもっと早く決断を下すことができるでしょう。



それでは具体的に難しい決断を簡単にする10の方法を紹介します。

1. 借金をしない

お金は決断を下す上でとても重要です。
借金がなければ経済的な制限がない状態で決断が下せます。

2. どうするべきかを他人に相談しすぎない

5人にどうするべきかの相談をすると、5つの違った答えが返ってきます。
新しい考えが別の選択肢を産み、混乱が拡大していきます。
自分の下す決断によって直接影響を受ける人のみに相談し、それ以外の人には自信を持って自分が決めた決断を伝えましょう。

3. 最高と最悪

それぞれの選択肢の一番いい結果と一番悪い結果はなんですか?
一番いい結果は一番悪い結果を考慮しても手に入れたいものですか?

4. 宣言する

実際に決断するまでには時間がかかるかもしれません。
しかし、実際は選択肢が目の前に並べられた時点であなたの本能は瞬時に答えを選んでいるのです。
それを書き留めましょう。
それが決定打になるかもしれません。

5. 機会に感謝する

もし与えられた選択肢をいい機会ではなく、重荷だと感じてしまったら賢明な判断はできません。
ひとたび目の前に並べられた選択肢を持てて幸運だと気付くことができれば、正常な反応を示せるはずです。

6. 引き返した時を考える

もし途中で手を引いたら何が起きますか?
途中でやり直せると知ることによって、大胆な挑戦も手が届くかもしれません。

7. プレッシャーを跳ね除ける

今あなたがどういう決断をしたとしても、それによって世界を救うこともありませんし、世界が破滅することもありません。
ドラマチックな考えは捨てて現実的になりましょう。
自分を信じるのです。
それでもまだ決断出来ないときは、4に戻りましょう。

8. 第三案を考える

よくやってしまうのが、道はAかBしかないと思い込むこと。
Cという選択肢を作ることを恐れないでください。
物事は白と黒だけではないのです。

9. 過去の決断を見直す

この間大きな決断を下した時を思い出して、その時どのように決断したかを参考にしましょう。

10. 信じる

一旦決断をしたら、その決断を心の底から強く信じましょう。
正しい決断をしたと信じ、前へ進むのです。
もしも◯◯してたら…なんて考えは捨てて、新しいチャンスを最大限に活かすのです。


大きな決断を下す場面に遭遇したら、時間をとり、上記の方法のいくつかを試してみてください。
できるだけシンプルに考えることで前へ進むための一番いい道を自信を持って選ぶことができます。
次にあなたが重大な判断を迫られた時にうまくいくことを願っています。



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(元ネタ http://www.dumblittleman.com/2011/04/how-to-simplify-complicated-decision.html

Lifehackerの日本版に紹介されていたのですが、原文の文章がいくつか省略されていたので全訳してみました。

選択肢が与えられた時点で既に自分は決断を下しているというのはなんとなくそんな気はしていたのですが、でも驚きですね。
人は他人に相談する前に自分の中ですでに答えを持っているというのはよく聞きます。
そして人に相談すると余計に混乱したりするというのは自分にも経験があります。

しかし、だからといって自分だけで決断を下すのがいいかというとそうもいえないと思います。
自分だけの物の見方って限られてるし、第三者からの見た視点って斬新だったりするし参考になる。

でも人の意見に影響されてブレてばかりいると混乱してどの選択肢がいいのかわからずにドツボにはまることもあります。

自分の思考を紙に書いて可視化して記録しておくのが大事なのではないでしょうか。
これによってブレた時もそのメモを見返せば自分の思考の課程を確認でき、その上で新しく得た考えを見ることができるので、根底がブレることはなくなると思います。


決断…。

僕は今いろいろと重大な決断を迫られている時なのでこの記事は非常に参考になりました。

すでに答えは自分の中にある。
それを信じて進むだけですね!