Eyes wide open

今、東京で就活するために神奈川の溝の口というところにいます。
ここで暮らす友人がうち使ってくれていいよ!と言ってくれたのです。感謝。

この間、その友達と友達の知人と一緒にご飯を食べました。
普通のチェーンの定食屋でご飯が食べ放題でした。僕は最近魚を食べてなかったなと思い、煮サバ定食をチョイス。
煮サバってホントにご飯に合いますよね。ちゃっかりおかわりしちゃいました。

その知り合いの方は牧師さんでした。
といっても、見た目は全然牧師さんぽくないのです。
歳は35歳で、黒縁メガネをかけてて髪型は無造作ヘアで、なんとなくマシ・オカさんを思わせるような風貌でした。

この人がスゴクて、人生の半分以上を海外で過ごされたそうです。
高校からアメリカに行ってて、アメリカで博士まで行った後、ヨーロッパや中東にいたこともあったそうです。
英語はネイティブ並で、他にヘブライ語ギリシャ語もできるらしい。
ヘブライ語は聖書を言語で理解するために勉強したとのこと。
音楽の活動もしてて、音楽を選んでアレンジするリミックスということをしているらしい。
DJみたいな感じかな。

話してて、ものすごく頭がいいんだなあと感じた。
思考のレベルが深い。どんどん掘り下げていって物事の本質を探り当てるようなトーク
それについていくのが大変だった。

哲学を勉強されてたみたいで、ソクラテスの"The unexamined life is not worth living."という言葉を教えてもらった。
訳すと、探求なき人生は生きている意味がない、となる。
日々何をしているのか、どこに向かって歩いているのかわからないような生き方は生きている意味がない、といった感じの意味らしい。
でも多くの人がそのような生き方をしている。特に日本人にはそういう傾向が強いらしい。
「なぜ生きているのか?」なんて真剣に話してても「何言ってんだ?そんなこと考えなくていいんだよ。毎日楽しけりゃそれで十分だろ?」と茶化されてしまう。
真面目に議論できない雰囲気が日本にはあると言っていた。

うん、確かに。僕たちはもっと真剣に人生に対して考えるべきなのかもしれない。
そしてそれをもっと議論すべきなんだろう。
考えて生きれば生きるほど、深い生き方ができるのだと思う。

人生は一度きり。
その一枚きりのするめを適当に噛んで飲み込むか、何度も噛んで味わってから胃へ送り込むのか。
考えることをやめないで進んでいきたいですね。