試食するように健康食品を食べる




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健康的な食品を食べたいのだけれど、おいしくないのでなかなか食べることができない。
もしあなたがそんな問題を抱えているというのなら、その問題を解決するいい方法があります。
それが一つ一つの食品の量を減らして、いくつか異なる種類の食品をとることです。
Ayala博士はある雑誌に、健康的な食品を少しだけ口にすることで人々が食べ物を選択する上で大きな影響を及ぼすということを指摘しています。




この研究は197人の17〜25歳のオランダ人を対象にしたものであり、5つの大学の食堂で行われた。
研究では最近新しく開発された健康食品でまだ宣伝されていない4種類が用いられた。
低脂肪のマーガリン、低脂肪のチーズ、フルーツジュース、フルーツと野菜のジュースである。
介入群には4種類の新商品の前にそれぞれ一口サイズのサンプルが置かれた。
チーズとマーガリンはひとかけらのパンの上に塗られた。
さらに「これらの無料のサンプルですよ」というサインが示された。
コントロール群ではサンプルを設置しなかった。
両方のグループにおいて、新商品の商品名はわかるようになっていたが、カロリー量などの栄養的な情報は伏せられた。
サンプルの設置は学生のチョイスに確かに影響を及ぼした。
実際、サンプルを試した人たちではサンプルを試さなかった人たちに比べて通常のマーガリンより低脂肪のマーガリンを選ぶ人が15%多かった。


ある専門家が指摘している通り、人が何かをサンプルとしておいしく感じたからといって、たくさんの量を食べたいと思うようになるわけではないようです。
今回の研究によって以下の2つのことが示されたのではないでしょうか。
1. 試食をしてある食べ物を食べると、その食べ物に興味がわく
2. 少しの量でも食べ続けることによって、その食べ物をおいしく感じるようになる




(元ブログ: Treat Healthy Food Like Samples To Enjoy It http://lifehacker.com/5812778/treat-healthy-food-like-samples-to-enjoy-it-more?tag=food


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少しづつでもいいから食べてみる。口に入れてみる。
これって子供の食育にも応用できそうですね。
ただ、子供の場合、無理に食べさせようとすると、その時に感じた嫌な感情が強く残ってその食べ物自体に拒否反応を起こすことも考えられるので、無理強いしすぎるのは避けたほうがいいですね。

さらに、この研究はデパートの試食コーナーが確かに効果のあるものだという証明にもなりそうですね。
余談ですが、先日某スーパーで某大豆飲料を試飲しました。
大豆飲料にソーダを合わせるというなんとも斬新な商品でした。
後味がビックリするぐらいスッキリしていて、かなり努力して商品改良したんだろうなーと感動しました。