先延ばしが自分の本来の意志ではないことを知ることにより、やるべきことにすぐに着手できるようになれる


やらなきゃいけないことがあるのに、気がついたら別のことをして時間が過ぎている…。
だれにも経験があることではないでしょうか?
僕も高校生の時、テスト勉強をしなきゃならないとわかっているにもかかわらず、気がついたらテレビゲームの電源をオンにしている、という敗北を何度も味わいました。
今回はそんな「先延ばし」の原理に迫ったブログ記事の紹介です。


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やらなきゃいけないことがあるのになかなか手をつけることができない…そんな状態を考える時、僕たちは選択の問題だと解釈しがちだ。
たとえば片付けなきゃならない仕事をやる代わりにテレビを見ちゃったりね。
僕たちが問題を先送りにしている時に起こっていることってのは、本当はしたくないことに気持ちを奪われてしまっているんだ。
だから自由意志ってのは僕たちが本当に考えていることとは別物になる。

心理学者のTimothy博士は70年代後半と80年代前半のBenjaminによって行われた研究を紹介している。
Benjaminは人々が選択をしている時に何が起きているのかを解明しようとした、そして彼は驚くべきことを発見したんだ。
僕たちが選択をするとき、僕たちは対象について考え、選択をし、必要な行動を実行している、と思っている。
しかし実際、脳はヒトが自らの選択を認識する0.2秒前に実行する行動の指示を得ているということがわかった。
これにより、自由意志というのが本当に存在するのかという議論が持ち上がり、Pychyl博士は僕たちが知っている自由意志というのは、もともとは本当の意志ではないところから生じた行動を乗り越えるための能力であり、その逆は考えにくいという意見を発表した。

えっと、つまりこれは先延ばしにすることとどう関係してくるんだ?
僕たちは先延ばしは僕たちがしなきゃならないことがなく、何もしたいことがない時にする選択だと思っている。
しかしPychyl博士によると、実際は先延ばしというのは意志に反する行動で、僕たちはそれを乗り越えないという選択をしているということになる。
先延ばしにしないという選択をするというのは言うのは簡単でやるのは難しいが、この見方をすると先延ばしにするというのはとても良くない習慣だと言える。
そしてその習慣を打破するにはいい方法があるのです。


(元ネタ: Beat Procrastination more easily by treating involuntary bad habit http://lifehacker.com/5814213/beat-procrastination-more-easily-by-treating-it-like-an-involuntary-bad-habit

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…難しい。
訳していてもなかなかうまく訳せないなーと思ったのですが、要するに、人間というのは「何かをしたい!」と思うよりも前に脳の中では行動の指令が出ているらしいです。
いや、信じられんけどねw
だから自由意志ってのは何もない状態から「あれがしたい!」と発する意志ではなくて、すでに脳の中では行動の命令が出ていて、その指令を上書きするのが自由意志だということ。
そしてこの自由意志を発揮しない選択を毎回していると(つまり誘惑に負けていると)それが悪い習慣になるのだそう。

さらにこの悪い習慣を断ち切るにはいい方法があるということでブログの中で他の記事へのリンクが貼られていました。
そこで次回はその記事、「悪しき習慣を断ち切る方法」をお送りしたいと思います。

ではまた次回!