満足な部屋選びを成功させる方法


住む部屋を探すというのは、なかなか大変な作業です。
場所はどうするのか、部屋の広さは?構造は?家賃は?などなど。
様々な条件を考慮して、決めていかなくてはなりません。
僕は今回の引越しで部屋選びは3度目になります。
そこで部屋選びをする中でなんとなくわかってきたコツのようなものをまとめてみようと思います。


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条件を設定する

どういう部屋に住みたいのか、自分の中でまとめましょう。
まずは家賃設定。いくらまで出せるのか、上限を決めましょう。
この家賃設定ですが、最初は少し高めに設定するほうがいいかもしれません。
というのは、部屋というのはたとえば家賃を5千円高く設定するだけでグレードがグンと上がったりします。
なので、初めからギリギリの予算を設定してしまうと、見る物件の範囲が限られてしまい、あと少し出していれば見違えるほどいい部屋に住めたのに…ということになりかねません。
なので最初は少し高めに設定しておき、家賃と部屋の条件を秤にかけるようにしたほうがいいです。


ネットサイトで検索

条件が決まったらネットのサイトで部屋を検索しましょう。
いろんなサイトがありますが、使いやすいところを使ったらいいと思います。
そしていいなーと思う部屋が見つかったらそのままそのサイトから内見の申し込みをしましょう。
すると、その部屋を持っている会社から連絡が来ます。
そこでいい会社さんなら、さらに詳しく条件を聞いてきたりして追加でオススメの物件を紹介してくれます。
その中からさらに内見したい物件を追加して、約束した日にいくつか見ていくといいです。
部屋選びにどれだけ時間を費やせるかにもよりますが、なるべく複数の不動産会社に相談したほうがいいですね。その方が交渉が有利になりますので。


内見

さあ、いよいよ内見です!
内見は楽しいです。が、いくつも部屋を内見していると、頭が混乱してきます。
どの部屋がどんな様子だったのか、覚えておくために部屋の写真を撮っておきましょう。
結構忘れます。
ここで重要なのが、「これだけは譲れない!」という一番優先すべき条件を忘れないようにすることです。
本当にいろんなバリエーションの部屋があるので、しっかり軸を決めておかないとブレてきます。
たとえば部屋がすごく広いだとか、システムキッチンになっているとか、トイレにウオシュレットがついているだとか、そういういろんな仕掛けに目を奪われて「この物件スゲーー」ってなってしまうと舞い上がってしまいかねません。
でも本当に自分の住みたい部屋の第一条件は何なのか、これをしっかり決めておくことが大事です。


部屋探しを進める

一ついい部屋が見つかると部屋探しはグッと楽になります。
その物件の情報のコピーをもらって、次の不動産ではその紙を見せ、「この物件よりもいい条件の物件があったら紹介して欲しいのですが」と持ちかければいいのです。
会社としては提示された物件よりショボイ物件を紹介するわけにはいかないので、一気にショートカットできます。
そして出てくるのは自分がいいと思った部屋と戦えるような部屋なので、魅力的であるはずです。
こうしてさらにいい条件の部屋を探しましょう。


交渉

部屋が決まったら最後は交渉です。
家賃を値切ったり、初期費用を下げてもらったり。
時期的なものを言うと、入居のピークになる1月〜4月ごろはなかなか交渉は難しいです。
放っておいても借り手がみつかりやすいからです。
逆にそれ以外の時期は交渉がしやすいですね。

まずは家賃です。
だいたい1000〜2000円は値切ることが可能だと思います。
うまくいけば3000円もいけるかも。
仮に2000円下げてもらうとすると年間で24000円の削減になるのでなかなか大きいです。

そしてそれ以上に大きいのが初期費用。
その内訳は敷金、礼金、仲介手数料。
まず、仲介手数料、これは値切ることはできないと思ったほうがいいです。
不動産はこの仲介手数料が報酬になるので、これをなくしてしまうと不動産屋さんの儲けがなくなってしまいます。
なので狙うべきは敷金、礼金。なかでも礼金ですね。
僕は今まで3回中2回この礼金一ヶ月分をタダにしてもらっています。
家賃の値段と住む期間にもよりますが、家賃を下げてもらうよりはこの礼金一ヶ月分をタダにしてもらったほうが大きいと思います。

ここでも複数の不動産屋さんを回っていると有利になります。
なんとなーく家賃や初期費用が安くなるかどうかを探っておくのです。
「うーん、そうですねえ…。もしかすると礼金は交渉できるかもしれませんねえ」
大体どこの不動産屋も「本当にここに決める!」という段階になってから家賃交渉をしてくれます。
なので、交渉の結果を聞いて契約するかどうかを決めることができないのです。
しかし、交渉の可能性だけでも探っておくと、別の不動産屋に行った時に、「さっきの不動産屋ではこの物件、交渉次第で礼金ゼロにしてもらえるってお話だったんですよね〜」と持ちかけることができます。
そうすると、「ではうちもがんばります!」と交渉がトントン拍子に進むことがあります。
ちなみに僕はこの方法で初期費用の家賃1.5ヶ月分を値引いてもらうことに成功しました。


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大体流れとしてはこんな感じでしょうか。
部屋探しは住む環境を決めることになるので、しっかりと選んだ方がいいです。
壁が薄いと電話の声が聴こえてきたりしますし、部屋が西向きだったりすると冬メチャメチャ冷えたりします。
あと家賃や初期費用は交渉次第で簡単に10万とかのお金が節約できたりするので恥をしのんでやりましょうw
無理な交渉は後々のお互いの関係にも響いたりするかもしれないので良くないですが、できる範囲の交渉はやるべきです。
みなさんも工夫と努力で快適な住環境を手に入れましょう!