初の栄養指導

昨日、人生で初の栄養指導をした。

実に仕事始めてから5日目にしてのスピード抜擢であるw

「みずと君、今日午後から栄養指導お願いできるかしら?」

はい、とは言ったものの、全然準備してないし、ガクガクブルブルw

とりあえずよくわからないパソコンのソフトをいじくって患者さんの情報を調べる。

そしてなんとなく指導の方向性みたいなのを考えるのだが、いかんせん付け焼刃にもほどがある。



幸いなことに、ベテランの先輩がついてくれることになったのでなんとか気を落ち着けて本番に臨んだ。

「◯◯さ〜ん、どうぞー」

慣れない調子で患者さんを指導室へお呼びする。

こうして栄養指導が始まったのだが、慣れていないため、スムーズにできない。

患者さんのデータどうやってみるんだ??カルテの記述の仕方は??などと手間取っていると、先輩がフォローしてくれて患者さんと話してくれた。

栄養指導に正解はないし、決まった形というのもないんだろうけど、管理栄養士一人ひとりにそれぞれのやり方があるんだと思う。

自分にはその流れができていないので、話がとびとびになったり、途切れてしまったりする。

次は何を話そう…と戸惑っていると先輩が患者さんに次の話をふっていく。その引き出しの多さに驚いた。

一応学生の時に「栄養指導論」は習ったのだが、大学院ではそんなの一切やらなかったし、途中からは栄養士としての道を歩むことをやめるつもりだったので、ますますその方面から遠ざかっていた。

栄養士として満足に患者さんの役に立てないことに愕然とし、管理栄養士としての知識と経験のなさに打ちのめされる結果となった初回だった。

「ガチで勉強しなくては…」

そのうち栄養指導もやってもらうとは聞いていたが、まさかある日突然降ってくるとは思ってもいなかった。

でも病院に就職しても1年は栄養指導させてもらえないところとかもあると聞いたので、これはむしろ願ってもないチャンスと捉えることもできる。

栄養指導という絶好のアウトプットの場が与えられているのだ。

学生時代に習ったことを復習して新しい知識も身につけるようにしっかり勉強しよう…!